40歳・独身・資産5000万円でセミリタイア(サイドFIRE)を計画した根拠を紹介したいと思います。
必要な年間生活費は 200万円
昨年の生活費より、現状の生活を維持するために必要な年間生活費は、
15万円×12か月=180万円 でした。
ただし、これは本当に必要最低限の生活費なので、余裕を持たせておきたと思っています。
ですので、少し余裕のある年間生活費は 200万円 として考えます。
生活費を資産からまかなう場合の必要総資産額は 6000万円
資産から生活費をすべてまかなう場合の計算をしてみます。
資産運用額の4%未満を生活費として切り崩す、いわゆる「4%ルール」で単純に計算してみると、必要な資産総額は 5000万円 となります。
ただ、この計算では税引前で200万円が取り崩せるということです。
200万円に20.315%(2023年1月時点)が課税されると、手残りは160万円になってしまいます。これでは生活が破綻してしまいます。
税引後200万円にするためには、税引前250万円を資産から取り崩すことを考えないといけなくなってきます。
税引前250万円をまかなうためには、「4%ルール」で必要な資産総額は 6000 万円 になります。
資産を取り崩すのは精神衛生上よくない
6000万円あれば完全リタイアが可能ということでもあります。
ですが、6000万円を作るまであと何年かかるのでしょう・・・。その間ずっと仕事に拘束され続けるのは、もうたまりません。
最大の懸念点は、まったく収入がない状態で「資産を取り崩す可能性がある状況」に耐えられるのかです。
「4%ルール」のとおり、投資で「7%」利益が出てインフレ率が「3%」として「4%」が確実に資産が増えていけば、資産を取り崩す形になっても、6000万円の数字は変わらなければ安心できると思います。
ですが、株価の変動で資産額が大きく減るときもあると思います。過去の大暴落のように30%の株価暴落が発生すると6000万円が4200万円に激減です。
S&P500の過去大暴落
ブラックマンデー (1987年8月~1987年11月) -30%
ITバブル崩壊 (2000年8月~2002年9月) -46%
リーマンショック (2007年10月~2009年2月) -53%
コロナショック (2019年12月~2020年3月) -34%
た、耐えられない・・・
ハラハラしてお金のことで頭いっぱいになってしまいます。資産運用だけで生活費を賄うのは、おそらく精神がもたないように思いました。
配当金と労働収入で補うことで必要資産総額は 5000万円
資産が暴落しても気にならない程度のなにかしらの収入はあったほうが精神衛生上よさそうです。
そもそもセミリタイアをしたい目的は、
- 一刻も早く仕事量を減らしたい
- 週3日程度の何等かの労働はむしろしておきたい
ですので、ある程度の収入を前提としてもよいのです。
労働収入は、週3日もしくは毎日3~4時間程度が理想のため、
労働収入(税引後) 年間100万円
これをセミリタイア後の計画に入れるとします。
これだけでは生活費(税引後)年間200万円まで足りません。
資産がある程度ある前提のため、配当収入も計画に入れるとします。
配当収入(税引後) 年間100万円
これで生活費(税引後)年間200万円になりました。
あとは、配当収入(税引後)年間100万円を得られるだけの総資産があればよいことになります。
資産総額は、高配当株ばかりにすると減配の際にまたハラハラしてしまうため、インデックス投資を中心にしたいと思っています。
配当割合は高すぎず低すぎずの2.5%で見積もりました。
5000万円の2.5%が配当収入になった場合、税引前で125万円(税引後100万円)
資産総額は、5000万円が必要。ただし配当利回りは2.5%が必要。
という結論になりました。
まとめ
まとめると、セミリタイア計画は以下のようになりました。
- 年間支出は200万円以内
- セミリタイアまでに資産総額5000万円を準備する
- 5000万円を配当利回り2.5%で運用し、配当収入(税引後)年間100万円
- 労働収入(税引後)年間100万円
数字を並べるだけだとセミリタイアできそうな気がしてきます。あとは、これがいつ実現できるのかです。現状の資産状況からすると年齢的な節目の40歳を目標にするのがちょうどよいかなと思っています。
今は、配当収入100万円を達成することよりも、とにかく資産総額を増やすことを目標とします。
資産総額を増やしきった後に、配当収入を考えてリバランスすればいいやという考え方です。
とにかく入金!
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